皆さんこんにちは、進藤です。
先日入荷したこちらのライダース
【TOYS McCOY】 DURABLE CODE 33 DOUBLE RIDERS JACKET ”THE WILD ONE”
1953年公開の映画【乱暴者】にてマーロンブランドが着用していたのがこのライダース。〇chott社のライダースを着用しているという説もありましたが各部のバランスや形状、ファスナー類、古着などを検証すると現在ではこのデュラブル社のライダースを着用していたという説が主流になっています。
マーロン・ブランド演じる【ジョニー・ストレイブラー】
暴走族、BLACK REBELS MOTORCYCLE CLUBを率いるジョニーは当時最新であったこのダブルのライダースを纏って登場します。
もう言い切ってしまいますがこれがダブルライダースの完成系です(笑)。
2020年の現在においてもこれを超えるライダースって登場していないと思います。70年近くに渡ってダブルのライダースといえばまずはこれ!!っていうくらいに認知されている形状です。革ジャン、ジーンズ、エンジニアブーツの三種の神器も登場したのはこの【乱暴者】より。いまだにこのスタイルは継承され続けています。というかこれを変革するほどのアイテムが出てきません。
〇chott社においても大きく形状が変わることなくずっと生産されています。
もう抜群に格好いい(笑)。
20`S、30`Sのスポーツジャケットから40`SにライダースとしてDポケットなどが登場。そして50年代にかけてこのダブルのライダースが登場します。
さてこのデュラブル社。実はその詳細についてはほとんどわかっていません。数種類のネームや数型のライダース、またはサテン生地のライダースなどその存在が確認されるアイテムは出てくるのですがネームなどに生産地の表記がありません。
〇chott社やBECK社ならニューヨーク、〇UCO社ならミシガン州デトロイト。
ネームに生産している場所の表記などされているライダースは多いのですが、このデュラブル社に関しては全くの【謎】。
アメリカの何処で生産していたのか、いつから存在していたのが、いつ廃業してしまったのか・・・。(はたまた実はまだ存在するのか(笑))
カタログなども見つかっていないと思います。軍モノと違って民生品の衣料はリサーチが難しくおおよその時代しかわからないのがほとんど。というか誰か秘密を知っている人がいたら本当に教えて欲しい!!。
そんな訳で熱く語ってきましたがトイズマッコイのDURABLEライダース、エポレットのスターやバックル、各部のバランスや形状。革も独自に研究してこのためだけに仕込んだそうです(笑)。
オリジナルを徹底的に解析して現代に蘇った究極のライダースだと思います。
あとこの写真見る限りではおそらくマーロン・ブランドは裏地外してます(笑)。
そう意識してみるとこの皺の入り方もなるほどと思えてしまう(笑)。
そんなこんなで今回はこの辺で。
今週中にはプレーンの36サイズが入荷予定です。
予約が結構入ってきているのでどうしても欲しい!!という方はお早めにご連絡ください。
当店では38サイズは試着が出来ます。
それではまたっ!