BLISS WEAR CLOTHING

アメカジ・メンテ

ジーンズの裾

皆さんこんにちは、進藤です。

三連休の中日ですね。静岡はあいにく雨模様ですが、徐々に雨が上がってくるようです。

さてさて、唐突ですが今回は丈上げについて。

まぁ、私のブログなどを読まれている方などはご存じだとは思いますが、ジーンズの裾上げの仕上げ方法。私の店では50年代近辺の製造方法に近いジーンズ類を扱っているので、裾上げだって当時の仕上げと同じじゃなきゃやだ!という方がほとんどです。なのでもちろんチェーンステッチにて丈上げしております。

当店では前の職場で大変お世話になったお取引先さん、名古屋のEIWA(エイワ)さんより頂いたミシンを使用しています。(このエイワさんは名古屋では老舗中の老舗でありまして、私も伏屋社長には大変お世話になったのですが、残念ながら閉店されてしまいました・・・。社長お元気にされているでしょうか?)

これがEIWAさんに頂いた裾上げ用のミシン。JUKI製です。

いわゆる【チェーンステッチでの丈上げ】はこのミシンで行っております。で、チェーンステッチでの丈上げに何故こだわるのかといいますと・・・

画像で見ると裾の部分に斜めにアタリがついているのがお分かりでしょうか・・。

実はこの斜めに走っているシワの部分。これってチェーンステッチで裾上げをしないと出ないんですよね・・・。シングルステッチではここまでくっきりとしたアタリが出せません。使用している糸はもちろん綿糸。番手は20番。これも綿糸でなければここまでくっきりとしたアタリがでません。

で、ここからが本題。

裾上げの仕上げは同じチェーンステッチなのですが、かつてのアメリカではこんなミシンが使用されておりました。

UNION SPECIAL 43200G

ジーンズが好きな方はもちろん名前くらいはしっているであろう、ユニオンスペシャルと呼ばれるミシンです。さらに画像はその後期型でほぼデッドストック状態!ここまで程度が良いユニオンスペシャルは私も初めて見ました。

実はそんな凄いミシンを何故か当店にいらしてくれるお客様が持っておりました。しかも趣味で・・・。最近手にいれられたようです。(うーん、羨ましい・・・。)実は画像はそのお客さんよりいただきました(笑)

これって中々無いんですよね・・。さらには古いミシンなのでお手入れも大変だろうしもちろんミシンの部品もなかなか見つからないでしょう・・・。そしてお値段も三桁万円くらいはするのではないでしょうか・・・。いずれ私も自分のお店に置きたいとは思っております(笑)

そんなわけで交渉してまいりました。

【同じチェーンステッチでも当時のミシンじゃなきゃ嫌だよぅ】と言う方。

別途丈上げ代1300円と、お預かりに2,3日かかりますが、こちらのミシンを選択していただくこともできます。糸色も指定可能です。さらにジーンズのリペアにも相談に乗ってくれるそうです。(極端なヘビーオンスでなければどのメーカーさんのジーンズでも大丈夫みたいです)

もちろん従来通り、エイワさんの魂のJUKIスペシャル!での丈上げは無料です。私がきちんと丈上げさせていただきます。とりあえず丈上げやリペアなどなど何かあればお店までお問い合わせください。詳しくご説明させていただきます。

それではまたっ!

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